当施設では、公的統計オンサイト利用の促進や、ミクロデータ全般による学際的研究交流、さらに、経済学分野の先端的研究の情報発信などを目的として、2020年度より連続公開セミナーを企画しておりました。しかしながら、2020年1月に第1回公開セミナー「統計の品質を考える」を開催して以降、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、やむなく第2回目以降を延期することとなりました。
当面は対面形式の公開セミナーの開催は困難であるため、それに代わるものとして、動画配信によるオンライン講演会を企画し、講演動画のページで順次公開してゆきます。
公的統計オンサイトお知らせメール登録について
公的統計オンサイト利用施設では、公的統計のオンサイト利用の促進、ミクロデータを利用した研究交流を図り、セミナーを中心とした活動を企画、実施しています。
当施設関連のセミナーなどのイベントについて、おしらせをご希望の方は、以下にご登録ください。
オンライン講演会第1回として、成城大学の後藤康雄先生に、中小企業の効率性についてお話しいただきました。(2022年4月)講演動画
オンライン講演会第2回として、学習院大学の村瀬英彰先生に、日本の長期停滞を金融面から解説していただきました。(2022年8月)講演動画
開催予定のイベント
当面は、対面形式の講演会ではなく、オンライン講演会のかたちで開催します。
講演動画のページをご覧ください。
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現在開催予定のイベントはありません
過去のイベント
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「統計の品質を考える:公的統計の信頼性と有用性の向上にむけて」
- 【日時】
- 2020/01/21 (火曜) 16時30分~18時10分
- 【会場】
- 京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
- 【概要】
- 今般の統計問題における様々な論点を整理し考える上で、「統計の品質」の観点が重要である。国連統計部やユーロスタット等では、統計の品質として、中立性・公平性や適切なリソースといった「統計制度・組織」面、作成方法やその費用対効果といった「統計作成プロセス」面、正確性・比較可能性やニーズ適合性といった「統計データ・アウトプット」面の3つに整理している。これらの統計の品質要素に関して、実行可能性を踏まえつつ、我が国の公的統計の信頼性と有用性の向上を図るためにはどのような方策が必要とされるであろうか。本セミナーでは、統計の品質を改めて見つめ直し、統計の作成者・利用者の両面から、公的統計の信頼性と有用性の向上に向けたアプローチについて、現在政府で進行している公的統計利用のオンサイト利用化を中心に探る。(学術情報メディアセンターと共催)
- 【プログラム】
- ●講演1
「公的統計データのオンサイト利用について」
講演者:照山博司(京都大学経済研究所・教授)/ 谷道正太郎(総務省統計局統計データ利活用センター長 / 京都大学経済研究所・客員准教授)
●講演2
「良い統計」とは、どんな統計か? ~「統計の品質」から ~」
講演者:千野雅人(総務省国際統計交渉官)
●講演3
「ユーザー側からみたオンサイト利用への期待」
講演者:宮川努(学習院大学経済学部・教授/京都大学経済研究所・特命教授)